ライダースジャケットやレザージャケットを着ていて、「腕が上がりにくい」「長時間着ていると疲れてしまう」「バイクに乗るときに肩が突っ張る」と感じたことはありませんか?
こうした悩みの多くは、アームホール(袖の付け根)の設計が身体に合っていないことが原因です。
革ジャンの特性上、体に沿ったシルエットを優先する設計が多いため、腕の可動域が制限されやすい傾向があります。しかし、そんな悩みを解消する方法のひとつが「アクションプリーツ」の追加です。
アクションプリーツとは?
アクションプリーツとは、脇下に施すマチのことで、腕の動きに合わせて革が伸縮しやすくなるよう設計されています。
ライダースジャケットやバイク用ジャケットでは、見た目の美しさと機能性を両立させるディテールとして重宝されてきました。
革が張る感覚を軽減し、腕を前に出す動作が格段にスムーズになります。例えば、バイクのハンドルを握るときや、車のハンドルを回すときなど、実用的なシーンで効果を発揮します。
アクションプリーツの効果とは?
「袖幅や身幅は問題ないけれど、脇や肩周りだけが動かしにくい」というお客様の声をよくいただきます。
このようなケースでは、全体を大きくせずに“動きやすさだけ”を向上できるのが、アクションプリーツの大きな魅力です。
脇下に革のマチを足すことで、外観をほとんど変えずに、ジャケット全体の着心地を向上させることができます。長時間のライディングや街歩きでも、疲れにくくなり、ストレスなく過ごせるようになります。
施工例:Before / After
以下は、アクションプリーツを追加したライダースジャケットの事例です。
Before

After

革の質感や縫い合わせの自然さにこだわり、元の雰囲気を崩さずに仕上げています。
袖幅調整やその他の併用例
アクションプリーツは、他のディテール調整と併用することで、さらに着心地を高めることができます。
たとえば「袖幅がきつくてインナーがもたつく」といった場合には、袖幅の調整を行うことで重ね着しやすくなり、さらに快適さがアップします。
また、肩幅や身幅の微調整と組み合わせれば、全体的なバランスを保ちつつ、可動域を大きく広げることも可能です。
当店では、ジャケットの構造を一着ずつ丁寧に確認し、お客様の体型や用途に合わせた調整をご提案しています。既製品では得られない、あなただけの着心地を実現します。
素材と仕上がりについて
使用する革素材は、元のジャケットと風合いや厚みが極力近いものを選定しています。見た目の統一感はもちろん、耐久性にもこだわっています。
縫製は一点一点、熟練の職人が手作業で仕上げますので、既存のステッチラインに違和感なくなじませることができます。
ご希望に応じて、ステッチの色味やパーツの細かな仕様も調整可能です。大切な一着に、さらなる機能美を加える形で仕上げさせていただきます。
まずはお気軽にご相談ください
「動きにくい」「肩が窮屈」といったお悩みは、ライダースジャケット本来の魅力を半減させてしまいます。
アクションプリーツの追加で、着心地も快適さも大きく変わります。
LINEで写真を送るだけで、無料でご相談いただけます。
施工可否や費用の目安も、専門の職人が丁寧にご案内いたします。