【KADOYA】カドヤ|身幅・袖丈・着丈出し加工

今回お預かりしたお品物は3点になります。

  • KADOYAのライダースジャケット(お直し品)
  • クシタニのライディングパンツ(ドナー品)
  • 南海のライディングパンツ(お直し品)

ドナー用のレザーパンツを解体し、ジャケットのサイズアップに使用

今回ご依頼いただいたジャケットは30年ほど前にオーダーで作られたとのことで、それはそれは凝ったディテールで当時のKADOYA様の職人魂と言いますか、オーラのようなものをヒシヒシと感じました。

サイズアップで使うこちらも当時物のクシタニのライディングパンツを解体し、型紙を合わせてジャケットに紡ぎ合わせていきました。その頃の革の風合いは、当然新しいものには出せません。雰囲気合わせもバッチリだと思います。

体型に合わせてサイズアップ

ご依頼時に一度ご来店いただき、採寸と打ち合わせを行いました。以前KADOYA様にて各所サイズアップを行なった経緯がありバランスよく革が足されており、今回は更にサイズを大きくしたいとのことでご相談をいただきました。

リサイズ箇所はこちらになります。

  • 身幅〜袖幅
  • 袖丈
  • 着丈

身幅〜袖幅

左右各10㎝ほど大きくしており、胸囲で20㎝のサイズアップを行いました。

袖丈

カフスと本体の間に左右各5㎝ほど革を足し、袖を長くしました。

着丈

着丈は裾の帯を外し、6㎝アップを行い再度縫い合わせ致しました。

ライディングパンツの裾幅出し

こちらのオーダーはふくらはぎ〜裾までを拡げ、ブーツアウトして履けるようにとのことでした。裾部分で10㎝ほどのサイズアップを行いました。

最後に

今回は遠方からご相談時、受け取り時の2度にわたりご来店いただきました。誠にありがとうございました。
ブログの掲載も快諾して下さり、大変感謝申し上げます。

バイク然り、革ジャン然り、古いものを愛する心、本当に素敵に思います。

最近は特に人生の先輩方に恵まれているように感じています。

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