ドラマ「グランメゾン東京」で木村拓哉さん(キムタク)が着用していた、印象的なレザージャケット。あの一着は、RRL(ダブルアールエル)Ralph Lauren のものです。
「自分も同じものを手に入れたい」「すでに持っているけれど、サイズが少し合わない」——そんなご相談を、kawaremake では数多くお受けしてきました。このページでは、RRL レザージャケットの魅力と、実際のリサイズ事例を、職人の視点からご紹介します。
キムタク(木村拓哉)着用 RRL レザージャケットとは
ドラマ「グランメゾン東京」(2019年放送・TBS系)で、主演の木村拓哉さんが演じた料理人・尾花夏樹が私服で着用していたのが、RRL Ralph Lauren のレザージャケットです。
ヴィンテージ感のあるブラウンの革に、シンプルなシングルライダース構造。劇中での存在感もあり、放送当時から「あの革ジャンはどこのブランド?」という問い合わせが多く寄せられました。
RRL とは
- 正式名称:Double RL(ダブルアールエル)
- ブランド創設:1993年、デザイナー Ralph Lauren 氏自身の牧場名「Double RL Ranch」が由来
- コンセプト:アメリカ西部のワークウェアやヴィンテージ衣料を、現代の職人技で再構築する
- 価格帯:レザージャケットで概ね 20〜40 万円台
ラルフローレン本体のラインの中でも、最も「物作りの手触り」を感じさせるラインとして、長く愛好家に支持されてきました。
RRL レザージャケットの特徴と人気の理由
RRL のレザージャケットは、新品でありながら長年着込んだような風合いを持つのが特徴です。
主な特徴
- 厚みのあるホースハイドやステアハイドを使用
- 手作業によるダメージ加工・色落ち加工
- ヴィンテージライダースを下敷きにした、やや前傾のパターン
- 金具やステッチもエイジング処理されている
その結果、購入直後から「育てた革」のような表情を楽しめる一方、流通量が限られるため、欲しいサイズが手に入りにくいという声をよく聞きます。並行輸入や古着市場で見つかったとしても、サイズが US 表記で日本人体型に合わないことが少なくありません。
RRL のサイズ感とリサイズが必要になる理由
RRL のレザージャケットは、US サイズ展開(XS〜XXL)。同じ「M」でも、日本のブランドより肩幅・身幅・着丈が大きめに作られていることが多く、いざ袖を通すと以下のような違和感が出やすい傾向にあります。
よくあるサイズの悩み
- 肩線が落ちて見える(肩幅が広い)
- 胸元・脇下にゆとりがありすぎる(身幅が大きい)
- 袖が指先まで隠れる(袖丈が長い)
- 全体的にシルエットが重く見える
「サイズを下げれば直る」と思われがちですが、ワンサイズ下では肩は合っても袖が極端に短くなる、というケースも多く、結局リサイズに頼ることになります。特に身長 165〜175cm の日本人男性の体型では、肩幅と着丈のバランスがちょうど合うサイズが見つからない、という相談が大半です。
kawaremake での RRL リサイズ事例
これまで kawaremake には、グランメゾン東京の放送以降、RRL のレザージャケットのリサイズご依頼を継続的にお預かりしてきました。多くは、海外サイトや古着店で「ようやく見つけた一着」を、ご自身の体型に合わせて整えたいというご相談です。
お預かり時の状態
ほとんどの場合、お預かりした状態では肩線がやや落ち、身幅にゆとりがあり、袖丈が長めの状態でお持ち込みいただきます。サイズ表記としては「合っているはず」のものでも、日本人の骨格に対しては全体的にひと回り大きく感じる、という共通点があります。
採寸とご相談
お預かり時にまず行うのは、お客様の体型に合わせた採寸と、現状ジャケットの実寸計測です。お客様にとっての「理想のシルエット」をお聞きしながら、どこをどれだけ詰めるかを職人が判断します。
たとえば肩幅を 2cm 詰める場合、袖の取り付け位置も同時に動かさなければ、ライダース特有の「肩から袖にかけてのライン」が崩れてしまいます。kawaremake では、こうした見えない部分の連動を職人が一着ずつ判断しながら作業を進めます。
仕上がりのポイント
- 元のデザイン(ステッチ位置・ポケット位置・襟の比率)をそのまま保つ
- 既存のステッチ穴は可能な限り活かし、新しい縫い穴が目立たないよう処理
- 内側のライニング(裏地)も同寸法で詰め、着用感の違和感を残さない
- RRL 特有のヴィンテージ加工は、できる限り元の風合いを損なわない形で進める
「新品同様」ではなく、「お客様の身体になじむ一着」として仕上げることを最優先にしています。
リサイズ時に気をつけたいポイント
レザージャケットのリサイズは、布製の服とは異なる注意点があります。
ご相談前に知っておきたいこと
- 元のステッチ穴は完全には消えない:詰めた箇所の裏側に、元のステッチ跡がうっすら残ることがあります。表からは目立ちませんが、革の特性上、完全な消去は難しい点をご了承ください。
- 「数センチ広げる」は基本的に不可:詰める方向のリサイズは可能ですが、革を「足す」ことはほぼできません。
- デザインによっては可動域が制限される箇所も:胸ポケット位置・襟の収まりなど、デザイン要素を優先するか、サイズを優先するかの判断が必要になる場合があります。
- ヴィンテージ加工は完全再現できない:万一補修が必要な場合、RRL 特有のエイジング加工は完全な再現が難しいことがあります。
これらの点も含め、お預かり時に必ずご説明し、納得いただいた上で作業に入ります。
ご相談・お見積りの流れ
RRL に限らず、ヴィンテージ感のある一着を、元のデザインを保ったまま身体に合わせたいというご相談は、kawaremake が最も得意とする領域のひとつです。
ご相談の流れ
- LINE で写真と現状サイズ・希望サイズをお送りいただく
- 概算見積を返信(通常 1〜2 営業日)
- ご納得いただけたら、ジャケットをご郵送
- 採寸・最終見積の確定
- 作業(通常 2〜4 週間)
- 仕上がり・発送
全国どこからでもご対応可能です。お気に入りの一着が、もう一度「自分の服」として戻ってくる感覚を、ぜひ体験してみてください。
