肩幅が窮屈に感じる場合は、身幅を大きくすると効果的。

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「肩幅がきつくて、肩幅を大きくしたい。」

そういったお声をお聞きすることがあります。

結論から言いますと、肩幅をおおきくすることはできません。

では、肩幅は変えずに肩の窮屈感を軽くするには、どのようにしたら良いのかを解説していきます。

アームホールを大きくする

アームホールは身幅の延長上にある為、一体と考えます。

身幅を大きくした場合は、その延長上であるアームホールから二の腕にかけても大きくなります。

「身幅だけを大きくしたい」「二の腕だけを大きくしたい」ということは構造上できません。

従いましてアームホールを大きくするということは、身幅と二の腕も必然的に大きくししなければいけないのです。

肩幅の考え方

肩幅を大きくするといことは、身頃と袖の肩部分の間に革を挟むということになります。

技術的にはできないことはないのですが、仕上がり的に疑問が残るため推奨しておりません。

肩まわりの着心地を楽にすることが目的の場合は、肩幅を広げるのではなく肩まわりの可動域を広げてあげるという考え方が一番自然であると考えています。

肩まわりは楽になりたいけど、身幅は変えたくない

このようなケースもあるかと思います。

ですが、身幅を変えずに肩にゆとりを出すことはできません。

革を伸ばして大きくすることもできませんので、大きくするということはどこかに革を足すようになります。

身幅は左右の脇下から革を足しますので、着用している状態では足した部分は目立ちにくい為オススメです。

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