施工事例 / ヴィンテージ A-2

ヴィンテージ A-2

フライトジャケット — リブと裏地を替え、ファスナーと革は生かす

ヴィンテージ A-2|フライトジャケット|リブと裏地を替え、ファスナーと革は生かす

Customer's wish

お客様のご要望

大切な A-2 を、もう一度着られる状態にしたい

Before

お預かり時。年代物の A-2。リブは裂け、裏地は破れ、背中には絵が残る

お預かり時。年代物の A-2。リブは裂け、裏地は破れている

After

袖口と裾のリブ、裏地を新しく。ファスナーは補強して同じ位置へ。革と背中の絵には触れていません

仕上がりの正面。袖口と裾のリブを新しく
新しい裏地。型を起こして裁ち直した
背中の絵には触れていない。仕上がりの背面

Craftsman's response

仕立て直しについて

年代物の A-2 です。最初に限界が来たのは、革ではなく糸でした。縫い目の綻びから、袖口と裾のリブ、裏地、ファスナーのテープへと、傷みが広がっていました。ご要望は、もう一度着られる状態にすることでした。

替えたのは、リブと裏地です。リブは袖口と裾の3本、裏地の生地とあわせて、お客様がご用意くださいました。裏地は既製の型に当てはめず、もとの裏地を解いて寸法を測り、型を起こしてから裁っています。同じ色名の生地が2枚あり、濃さが少し違うため、ご指定どおり薄いほうを身頃、濃いほうを両袖に使い分けました。

ファスナーは替えていません。務歯は残っていて、傷んでいたのは布のテープのほうでした。ただ、ファスナーは裏地と一緒に縫い込まれているので、裏地を替えるにはファスナーを一度外すしかありません。外したファスナーはテープを補強し、同じ位置へ戻しています。工程は交換と同じで、違うのは新しいものを使わないことだけです。襟元は、新しい裏地をハンドステッチで留めました。

革と、背中の絵には触れていません。色を入れ直すことも、洗うこともしていません。どこまで替えて、どこを残すか。ヴィンテージの一着で迷われたら、全体と傷んだ箇所のお写真を添えてご相談ください。

Craftsman ── 野村 将太

About this piece

この一着について

アイテム
フライトジャケット(A-2)
工期
約4ヶ月
料金目安
¥116,600〜
難易度
★★★

Services

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