
こんにちは。
レザージャケットのリサイズ・修理を専門に行っている kawaremake(カワリメイク) です。
今回は、定番ダブルライダースとして長く愛されている Schott(ショット)618 の袖丈詰めをご紹介します。
ご相談内容は「袖丈を7cm短くしたい」というもの。仕上がりのシルエットも考慮しながら作業を行いました。
作業内容|ファスナーユニットを取り外して袖丈を調整
Schott613の袖先には ファスナー(ZIPPER|ジッパー) が取り付けられており、袖口を開閉できる仕様になっています。
このようなデザインの場合、単純に袖先をカットするだけではなく、構造に合わせた方法で袖丈を調整する必要があります。
今回の作業では、まず袖先の IDEAL(アイディール)ジッパー を含む ファスナーユニット(ZIPPER UNIT|ファスナー一式) を取り外します。
その後、袖丈を 7cm 詰めたうえで、取り外したIDEALジッパーを再度取り付ける方法で作業を行いました。
Schott618の袖は、肩から袖口に向かって徐々に細くなる テーパード形状 になっています。
そのため袖丈を7cm短くすると、元の袖口位置よりも太い部分が新しい袖口となり、結果として袖口幅が広くなることがあります。
そこで今回は、袖丈の調整と同時に 袖口幅を3.5cm細く調整 しました。
これにより、Schott618が持つシャープなシルエットに近いバランスになるよう整えています。
また、ファスナーの長さは変更していないため、見た目の印象もできるだけオリジナルの雰囲気を保った仕上がりになっています。
作業後の状態





袖丈が適正な長さになり、全体のバランスもすっきりとした印象になりました。
袖口幅も同時に調整しているため、袖先だけが不自然に太くなることもなく、自然なシルエットに仕上がっています。
ライダースジャケットは、袖丈のバランスが着用時の印象に大きく影響します。
数センチの調整でも、着たときのフィット感や見え方が大きく変わることがあります。
切り落とした革と裏地
[画像挿入]
Cut parts|袖丈詰めでカットした革と裏地



袖丈を7cm詰めたため、その分の革と裏地がカットされています。
レザージャケットの袖丈詰めでは、表革だけではなく 裏地(LINING|ライニング) も同時に調整し、全体の構造を整えながら作業を行います。
このようにパーツを一度分解し、バランスを確認しながら組み直すことで、仕上がりをできるだけ自然な状態に近づけています。
袖丈詰めの注意点|モデルごとに構造が異なります
Schottのライダースは、モデルによって袖の構造やファスナー仕様が異なります。
特に 613・618・641 などは似ているようで細部の作りが違うため、作業方法もそれぞれ変わってきます。
また、今回のように 袖がテーパードしているモデル の場合、袖丈だけを詰めると袖口幅とのバランスが変わることがあります。
そのため、必要に応じて袖口幅の調整も合わせて行うことで、より自然な仕上がりになります。
同じ「袖丈詰め」でも、ジャケットの構造によって最適な方法は変わります。
ライダースのサイズ調整もご相談ください
袖丈が長い、腕周りが太い、全体のサイズ感を見直したいなど、ライダースジャケットのサイズに関するお悩みは意外と多いものです。
kawaremakeでは、ジャケットの構造やデザインを考慮しながら、できるだけ自然な仕上がりになるようリサイズを行っています。
ライダースの袖丈調整やサイズバランスでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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