
こんにちは。kawaremakeです。
今回は、銀座ポップアップへご来店いただいたお客様よりご依頼いただいた、レザーハーフコートの裏地交換事例をご紹介します。長くご愛用されてきた一着を、これからも気持ちよく着続けるためのご相談でした。
ご相談の背景
今回のご依頼は、銀座で開催したポップアップにお越しいただいた際にご相談いただいたものです。
お持ち込みいただいたのは、ラムレザー(lamb leather/羊革)を使用したハーフコート。しなやかで柔らかい質感が特徴で、全体的に経年変化が進み、深みのある風合いへと育っていました。使用感はあるものの、革自体は良好な状態で、まだまだ現役で活躍できるコンディションです。
一方で裏地は、長年の着用による擦れや破れが見られ、着用時のストレスを感じる状態でした。今回は、見た目と実用性の両面を整えるための裏地交換をご提案しました。
元の状態について
元の裏地はポリエステル素材で、背中や脇を中心に摩耗が進んでいました。
また、内ポケットは元々2つ付いており、使い勝手の良い仕様です。このポケットは活かす方針とし、ユニットごと一度取り外してから再取り付けを行っています。

リメイク内容|ハリスツイードを使用した裏地へ
裏地には、ハリスツイード(Harris Tweed)を採用しました。生地はお客様にお選びいただき、コートの雰囲気に合う柄で決定しています。
ハリスツイードの特性について
ハリスツイードは、スコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島で生産される伝統的なウール生地です。手織りによるしっかりとした質感と、自然な色合いが特徴です。
繊維の間に空気を含むことで高い保温性を持ち、秋冬の着用に適しています。また耐久性にも優れており、長く使うことでさらに風合いが増していきます。
一方で、生地の表面に凹凸があるため摩擦が生じやすく、裏地として使用する際には工夫が必要です。



袖裏には滑りの良い素材を使用
袖裏にはキュプラ(cupra)を使用し、滑りの良さを確保しています。これにより、着脱時のストレスを軽減しています。

ポケットユニットの再取り付け
元々の内ポケット2つは、ユニットとして取り外し、新しい裏地に合わせて再構築しています。位置やバランスを調整し、違和感のない仕上がりにしています。


仕上がりの印象
ハリスツイードの温かみある質感が加わり、コート全体の印象に奥行きが生まれました。
経年変化したラムレザーとの相性も良く、内側から完成度を引き上げる仕上がりとなっています。袖通しも滑らかで、日常使いにも適した着心地です。


注意点と補足
ハリスツイードは厚みがあるため、軽さを重視する場合には不向きなこともあります。また、裏地として使用する際には可動域やシルエットへの影響も考慮が必要です。
今回のように袖裏のみ別素材を使用することで、見た目と実用性のバランスを取ることが可能です。
また、ポケットなど既存パーツを活かす場合は、構造に応じた分解・再構築が必要となります。
まとめ
裏地交換は、見えない部分のリペアでありながら、着心地や満足感に大きく関わるポイントです。
素材や仕様にこだわることで、長く愛用している一着をさらに魅力的にアップデートすることができます。
レザージャケットやコートの裏地交換についても承っております。
お気軽にご相談ください。
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この記事を書いた職人
野村将太/kawaremake 代表・革製品リメイク職人
革ジャン・ライダース・レザーパンツのリメイクと修理を専門に、20年以上にわたり一点ずつ手作業で仕上げています。