レザージャケットの身幅をサイズアップし、脇下にマチを追加した仕上がり
【徹底解説】革ジャンの身幅出しガイド|サイズアップで快適な着心地へ
2025-08-22 20:30:50

ご相談のきっかけと背景

こんにちは。レザージャケット専門のリサイズ・修理ブランド「カワリメイク」です。
今回は、お客様より配送でお送りいただいたレザージャケットの「身幅出し(バスト〜ウエスト)」を行った事例をご紹介します。

「肩や袖は合っているけれど、ファスナーを閉めると少しきつく感じる」といったご相談は、実はよくいただく内容のひとつです。
革には伸縮性がないため、体型や着用スタイルの変化に合わせて、少しだけゆとりを加えるリサイズをご希望されるお客様が増えています。


作業前の状態|ファスナーを閉じるとやや窮屈に

お預かりしたジャケットは、肩幅や袖丈には問題がないものの、ファスナーを閉めた際にバスト〜ウエストにかけて革が張る状態でした。
脇の切り替えライン(サイドパネル)があるデザインで、身幅出しに適した構造でした。

「見た目はあまり変えず、着心地だけ改善したい」というご要望に応えるため、革の追加で自然な身幅出しを行うことにしました。


作業内容|サイドに革を継ぎ足し、自然なサイズアップ

両脇の縫い目を活かし、片側2cmずつ、計4cmの身幅出しを行いました。
追加する革は、元のジャケットと色・質感が近いものを選び、できる限り違和感のないように仕上げています。

裏地もあわせて調整し、表裏どちらもシワや引きつれが出ないよう丁寧に縫製。
厚みの出やすい部分は手縫いを併用し、見た目の自然さと着心地の良さを両立させています。


作業後の状態|動きやすく、見た目にも自然な仕上がり

リサイズ後は、前を閉めても窮屈感がなく、自然なシルエットを保ったまま着られる状態になりました。
革を継ぎ足した箇所は、目立ちにくい位置と処理方法を選んでいるため、見た目の違和感もほとんどありません。

見た目はそのまま、でも快適さはしっかりアップ。そんな仕上がりに、私たちも手応えを感じた一着でした。


身幅出しの注意点と、よくあるご相談

身幅出しは、ジャケットの構造やデザインによって対応の可否や範囲が異なります。
以下のような点にはご注意いただいています。

注意点

  • サイドに切り替えがないジャケットは、作業に制限が出る場合があります
  • 革の種類や色によっては、完全に同じ素材がご用意できないこともあります
  • 仕上がりのバランスを考慮し、**出せる幅には上限(通常4cm程度)**があります

よくあるご相談例

  • 「あと少しだけでいいから、閉じられるようにしたい」
  • 「冬場にインナーを重ね着できるようにしたい」
  • 「新品だけどちょっとタイトに感じる」

このようなお悩みに対して、できる限り自然なリサイズ提案を行っています。


最後に|配送でのご依頼も承っております

カワリメイクでは、全国からの配送によるリサイズご依頼を承っております。
LINEやメールでの事前相談も可能ですので、「出せる幅はどれくらい?」「このデザインでもできる?」といったご不明点があれば、お気軽にご相談ください。

「ちょっとしたサイズ感の違い」が、着心地や出番を大きく左右します。
もう一度、気持ちよく袖を通していただけるよう、丁寧にリサイズいたします。

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この記事を書いた職人

野村将太/kawaremake 代表・革製品リメイク職人
革ジャン・ライダース・レザーパンツのリメイクと修理を専門に、20年以上にわたり一点ずつ手作業で仕上げています。

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