【着丈詰め】帯のベルトの「ズレ」にいて

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フロントジップ付きの着丈詰め

ライダースジャケットの着丈詰めについて、

多くお問合せをいただいておりますのでブログにします。

フロントジップがある場合ですと、ジップ先端でお詰めすることになる為、

ジップ丸ごと外さなければ、着丈詰めが出来ません。

フロントファスナー交換と同じ工程が入りますので、縫い直した裏側に針穴が残るケースがあります。

もちろん、そのようなことがないように綺麗に縫い直しいたしますが、

神経質な方は、ご遠慮いただいた方がよろしいかと思います。

フロントジップ、裾の帯ありの着丈詰めの工程はこのようになります。

裾の帯
  1. フロントジップを丸ごと外す
  2. 外したジップを丈詰め分、カットする
    (例:3㎝の着丈詰めの場合、3㎝のカット)
  3. 裾に帯がある場合、帯も丸ごと外す
  4. 着丈を詰める
    (例:3㎝の着丈詰めの場合、3㎝のカット)
  5. 詰めたジップを縫い合わせる
  6. 裾の帯も縫い合わせる
  7. 必要があれば、ボタンなどパーツの交換

着丈詰めは「外す」工程がある為、カンタンにお詰めすることはできません。

穴を隠すため

着丈を詰める工程で、干渉するパーツがあれば外す必要があります。
(ダブルライダースのジップテープ上に付けられたボタンなど)

着丈詰めで外さなければいけないボタン

その外したボタンは、ほぼ付け替えができないので、

類似した物への付け替えとなります。

3㎝の着丈詰めだったとします。

裾に留まっていたボタンを外し、

3㎝の丈詰め後にボタン穴が丸見えの状態になることもあります。

その穴が残ることは構造的に仕方がないことなのですが、

若干(数ミリ)深く縫い込むことにより、その穴が隠せる場合もあるのです。

仕上がりについて

裏側にボタンの穴が丸ごと見えた仕上がりか

帯が左右数ミリ ズレた仕上がりかの選択になります。

場合にもよりますが、後者の選択になることが多いです。

こちらが、5~7ミリほど深く縫い込んだ仕上がり例となります。

裏側に穴が残らないよう深く縫い込んで仕上げました。

サイズ直しは、お品物によって作りが違うので、

実際に作業に入らないと分からないことも多々あります。

どのような修理でもリスクは付きものですが、

作業効率よりも仕上がりを重視してお直しいたします。

ご不明な点がありましたら、是非お気軽にお問合せください。

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