パーツの劣化や摩耗
昔のものは現行品と比べて革質が良かったり、使われているパーツがカッコ良かったり、丈夫に作られていたりなど、魅力的な要素がたくさんあります。僕もヴィンテージのライダースに魅力を感じている一人です。
長年着ていくとなると、付き合っていく上で問題が多いのもヴィンテージ品です。特に革以外の部分(パーツ)は、負荷がかかりやすかったり、擦れやすかったりすることが多いので修理が必要になってきます。
年代物のレザーウエアこそ修理を繰り返しながら着ていくものだと僕は思います。
それでは、実際にどのような修理が多いのか。どのような問題点が多いのかを職人目線で考えていきます。
ジッパーの交換
ジッパーなどのパーツはすべて消耗品だとお考えください。古いタイプのジッパーはムシの部分がアルミだったり、コットンテープだったりと、強度面で摩耗しやすいなどの問題点があります。
抜き差し部分の先端が割れてしまったり、テープが切れてしまった場合はすべて交換対応とさせていただきます。
オリジナルに近い形状のジッパーを、種類豊富なYKKからピックアップしてご提案をさせていたきます。
【リフォーム】ジャケット・コート_フロントファスナー交換
ライニング(裏地)の交換
裏地も摩耗しますので、ほとんどの場合は交換対応とさせていただきます。
部分的に手直して破れなどを塞ぐこともできますが、直した箇所以外も劣化が進んでいるので、いずれほころびは出てきます。
後々のことを考えると、やはり交換することが望ましいかと思います。
リサイズについて
古いタイプの革ジャンは、デザイン的にも球数的にも自分の体に合ったものを見つけることがなかなか難しいのではないでしょうか。
ヴィンテージのサイズ直しのご依頼も数多くいただいております。
サイズアップの場合は、革を足すことになるので、使用する革の雰囲気が重要なポイントになります。独特な擦れた表情だったり、味をまったく同じように再現することはなかなか難しいですが、革を加工して表情を近づけることは可能です。
もしくは、まったく違うテイストの革を使用するのもアリだと思います。
ご要望をお聞かせください。
色掛け、クリーニングについて
こちらにつきましては、東京のクリーニング専門店に依頼しております。
とても腕が良く、安心してお願いしておりますが、革の状態によりご要望に添えない場合もあります。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
その他、部分的な修理や加工について
革のパーツ交換など、特殊な内容も是非ご相談ください。
襟やヨークなどのパーツ交換なども可能です。
その他、袖を丸ごと交換、リメイク、カスタムも豊富な実績がございます。
お見積もりOKです。