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Lewis Leathers CYCLONE|身幅・肩幅・袖丈詰めの事例
2026-03-24 07:47:29

こんにちは。kawaremakeです。

今回は、Lewis Leathersの代表モデル「CYCLONE(サイクロン)」のサイズ調整をご依頼いただいた事例をご紹介します。全体的にゆとりがあり、より身体に沿うフィットへ調整したいというご相談でした。


ご相談内容と全体の方向性

今回の調整内容は以下の通りです。

  • 袖丈詰め:左右1cmずつ
  • 肩幅詰め:左右2cmずつ
  • 身幅詰め:バスト左右1.5cmずつ(ぐるり3cm)
  • 裾幅詰め:左右3cmずつ(ぐるり6cm)

CYCLONE特有のシルエットとディテールを崩さないよう、各部のバランスを見ながら作業を進めています。


作業前の状態

全体的にサイズが大きく、特に肩〜袖にかけての余りと、ウエスト周りのゆとりが目立つ状態でした。CYCLONEはウエストバンド(裾帯)によってシルエットが決まるモデルのため、この部分の調整方法が重要になります。


作業工程①|袖・肩の分解と肩幅調整

袖丈と肩幅の調整は密接に関係するため、まず袖を一度取り外します。その後、肩側で左右2cmずつ詰めています。

肩幅を2cm詰めて袖を付ける前のカットした革と本体
Before(分解後)|肩で2cm詰めた状態
肩幅詰めでカットした革と裏地の画像
カットパーツ|肩幅調整で取り除いた革と裏地

この工程により、肩のラインがコンパクトになり、全体の印象が引き締まります。


作業工程②|袖丈詰め

袖丈詰めで1cmカットした革の画像
カットパーツ|袖丈調整で取り除いた革

袖は単体の状態で左右2cmずつ詰めています。バランスを崩さないよう、袖口側から調整を行っています。


作業工程③|身幅調整(バスト〜裾)

身幅は、バストで左右1.5cmずつ、裾で左右3cmずつ詰めています。裁断前にしっかりと位置を決めてから作業を行います。

身幅調整位置に印をつけ文鎮を置いた裁断前の状態
Before|裁断前のマーキング状態

CYCLONEの場合、単純にサイドで詰めるだけではなく、裾の処理がポイントになります。


作業工程④|ウエストバンドでの裾幅調整

裾幅は左右3cmずつ詰めていますが、新たに切り込みを入れず、ウエストバンド中心で6cm分を調整しています。

ウエストバンド中心で6cm詰めて縫合前の切り離した状態
Before|ウエストバンド分解状態

【画像挿入④】
alt:ウエストバンド中心で6cm詰めて縫合前の切り離した状態
キャプション:Before|ウエストバンド分解状態

この方法により、CYCLONE特有のデザインを損なわず、自然なシルエットに仕上がります。


作業工程⑤|全体の再構築

肩幅・身幅の調整後、袖を再度取り付けて仕上げていきます。

袖丈・身幅・肩幅でカットした革と裏地を並べた画像
カットパーツ一覧|今回の調整量

仕上がり(アフター)

各部を調整することで、全体的にすっきりとしたシルエットへと変化しています。

袖丈と肩幅詰め後の前からのアフター画像
After|フロントビュー
袖丈と肩幅詰め後の後ろからのアフター画像
After|バックビュー
袖丈と肩幅詰め後の斜め後ろからのアフター画像
After|斜め後ろから

袖丈と肩幅のバランスが整い、全体の印象がコンパクトになりました。


身幅調整後のディテール

ウエスト周りも自然にフィットする仕上がりです。

身幅詰め後の斜め後ろからの画像
After|ウエストラインの変化
身幅詰め後のウエストバンドを後ろから写したアフター画像
After|ウエストバンド背面
身幅詰め後のウエストバンドを斜め後ろから写したアフター画像
After|ウエストバンド斜め後ろ

裾の処理も違和感なく、自然なラインに収まっています。


袖丈詰め後の状態

袖丈詰め後の肩部分アップ画像
After|肩から袖にかけての仕上がり

袖丈も適正な長さになり、全体の着用バランスが整いました。


注意点とCYCLONE特有のポイント

CYCLONEはウエストバンド構造や独特のパターンにより、一般的なライダースよりも調整の難易度が高いモデルです。

特に、

  • 裾の処理方法(切り込みを入れるかどうか)
  • 肩〜袖のバランス
  • 全体のシルエットの一体感

これらを考慮しながら作業を行う必要があります。

同様のモデルでも、個体差やご希望によって最適な方法は変わります。


まとめ

今回のように、袖丈・肩幅・身幅をトータルで調整することで、既製サイズでは得られないフィット感に仕上げることが可能です。

CYCLONEのシルエットを活かしながらサイズを見直したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた職人

野村将太/kawaremake 代表・革製品リメイク職人
革ジャン・ライダース・レザーパンツのリメイクと修理を専門に、20年以上にわたり一点ずつ手作業で仕上げています。

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