袖だけが長くて気になる…というご相談が増えています
- 「他の部分はちょうどいいけど、袖だけが長い」
- 「袖が長くて手元がもたつく」
- 「袖を詰めたいけど、ジップを切るのに抵抗がある」
ルイスレザーのライダースジャケットをご愛用のお客様から、こうしたお悩みの声をよくいただきます。
せっかく思い入れを込めてカスタムオーダーした一着。
「ちょっと合わないな」と思いながら我慢して着続けるのは、正直もったいないことです。
レザージャケットは、10年、20年と長く付き合っていく相棒のような存在。
だからこそ、体に自然に馴染むよう、少しの違和感も解消していきたいところです。
袖丈調整は「肩から詰める」方法がおすすめです
袖丈を短くする際、「袖先」から詰めるのが一般的と思われがちですが、ルイスレザーの場合、それが最善とは限りません。
というのも、袖先のジップを短くしてしまうと、ライダースらしいバランスが崩れてしまいます。
また、左袖にコインポケットがあるモデルも多いため、ジップを丸ごと外して移動させることも難しいのです。
このような理由から、当店では**「肩から袖丈を詰める方法」**をご提案しています。
ルイスレザーなら、肩からでもしっかり調整可能です
「肩から詰める」と聞くと難しそうに感じられるかもしれませんが、実際にはそこまで高難度ではありません。
アメリカ製ライダース(SchottやVansonなど)に比べて、ルイスレザーは二の腕の膨らみが控えめなため、袖の付け位置のバランスを崩さず、比較的多くの長さを詰めることが可能です。
一般的に、肩から詰めると「袖と胴体のパターンの整合性」が崩れがちですが、ルイスレザーの構造上、そこまで大きな差が出にくいのが特長です。
縫い直しても、仕上がりは美しく
肩周りのステッチは一度解いて縫い直す必要がありますが、元の針穴を活かして縫い戻すことで、仕上がりにはほとんど違和感が残りません。
また、肩幅詰めなどの他の調整と同時に行うことで、より理想的なシルエットに近づけることも可能です。
どのくらいまで詰められる?目安は「最大4cm程度」
詰められる長さは個体差やサイズ感にもよりますが、当店では3cm程度までを基本の目安としています。
身幅にある程度の余裕がある場合に限り、最大4cm程度まで詰めることが可能です。
ただし、詰めすぎると、アームホール(袖ぐり)部分が上がりすぎて二の腕に余裕がなくなり、「肩が詰まる」「腕が動かしづらい」といった違和感が出てくることも。
ですので、袖がきちんと再び付くかどうかを確認した上で、最適な長さを判断する必要があります。
まずは写真付きで、お気軽にご相談ください
袖丈の調整は、見た目のバランスと着心地の両方に関わる、非常に繊細な作業です。
当店では、ジャケットの構造・お体のサイズ感・お客様のご希望を総合的に見た上で、最善のご提案をさせていただきます。
「このくらいなら詰められる?」
「他の直しと一緒にできる?」
など、気になることがあれば、まずは着用写真や全体の画像を添えてお問い合わせください。
一着一着、丁寧にお応えいたします。
最終更新日:2025年7月28日