袖は真っ直ぐではない
今着ている洋服の袖をご覧になってみてください。
肩〜肘〜手首 一定の太さではないはずです。
袖口にかけて徐々に狭くなっている形状が、基本的なパターンの作りになります。
ライダースジャケット
Schott ショットやVANSON バンソンなどのアメリカのライダースジャケットのように、アームホールが広く二の腕も広く袖口にかけて極端に細くなっているタイプの物は、丈を詰める距離が長いほど(上にあがるほど)袖口が広い仕上がりになります。
一方ルイスレザーなどのUKライダースのように、袖もそこまで太くなくストレートに近い袖の作りのタイプの物は、極端な袖丈詰めをしても袖口の幅を変える必要はありません。
仕上がりについて
袖口にかけて、自然にテーパードさせてお詰めいたします。
無理に袖口を狭くしてしまうとバランスを損ねてしまいますので、袖全体のバランスを見て肘辺りから自然に繋げていきます。