kawaremake(カワリメイク)|レザージャケット、革ジャン、ライダースジャケット、レザーパンツのリメイク・修理専門店

革ジャンの身幅をリサイズする作業風景。脇のラインが詰められた状態。

リサイズ相談室|身幅と袖幅の関連性を見極める

2021年7月6日
Category:リサイズ

別々に直せるの?調整可能性について

基本的には、身幅袖幅を別々にリサイズすることは作業上可能です。ただし、実際には革ジャン・ライダースジャケットの構造(アームホールなど)によって制約が出ることがあります。
サイズアップの場合は、身幅・袖幅の両方を調整することになるケースが多く、逆にサイズダウンでは、それぞれを詰める形で対応できることが多いですが、必ずしも自由にはできないという点はご承知おきください。

(※写真をお送りいただければ、より正確なご判断が可能です)


一体感を重視:セットとしての発想が肝心

革ジャンの本体と袖は、アームホールを介してつながっている構造です。
そのため、

“身幅を詰める距離 = 袖幅を詰める距離”
という関係にならないと、シルエットにアンバランスが生じやすくなります。

もし身幅だけ、または袖幅だけを詰めてしまうと、アームホール周辺のラインが崩れてしまったり、肩〜腕まわりの印象が違和感を帯びたりすることがあります。

特に、もともとアームホールがゆったりしているタイプ(古いアメリカ製など)では、個別調整では肩まわりに余裕が出てしまい、野暮ったく感じられることもあります。そのため、全体を見てバランスを取ることが好ましいことが多いです。


シルエット変化のイメージ

  • 身幅のみ詰めた場合
     アームホール下〜裾に向かって詰めを入れる形になるため、ウエストのくびれ感は出やすくなります。ただし、腕まわりとのバランスが取りにくくなることも。
  • 袖幅のみ詰めた場合
     アームホールから袖先に向かって曲線的な詰めを入れるため、腕部のラインはすっきりしますが、身幅との関係性がずれることがあります。

まとめ:長く愛用するために慎重な判断を

レザージャケットを“ずっと着たい”“体にフィットさせたい”と考えるなら、リサイズは非常に大事な選択です。
シルエットや着心地を重視するなら、身幅・袖幅をセットで考えるのが安全なアプローチであることが多いです。

ただし、現代的なシャープなフォルムを目指すジャケットでは、「気になる部分だけを微調整してフィット感を出す」という選択肢もあり得ます。

お客様のお手持ちの革ジャン・ライダースジャケットのタイプや着用スタイルに合わせて、最適な調整プランをご提案いたしますので、ぜひ画像付きでのお問い合わせをお勧めします。


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内容を確認後、順次返信いたしますので、少々お時間をいただく場合がございます。お気軽にお声かけください。


最終更新日:2025年9月28日

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