
職人が選ぶ3つの条件
レザージャケットといえば、やはり真っ先に思い浮かぶのが「ライダースジャケット(riders jacket|ライダースジャケット)」です。タフで無骨、バイクと共にあるイメージが強く、「自分にはちょっとハードルが高いかも…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ですが、実はライダースはバイクに乗らない人にも似合うアイテムです。ポイントは、“選び方”。今回は、日常使いでもしっくりくる「バイクに乗らなくても似合うライダース」を、職人目線で選ぶ3つの条件をお話しします。

1. シルエットがタイトすぎないこと
バイク用のライダースは、走行時に風を巻き込まないようかなりタイトな設計になっているものが多いです。脇や腕まわりがきゅっと絞られていて、着心地も動きも制限されがち。
ですが、街着として着るなら、少し余裕のあるシルエットを選ぶのがポイントです。肩や身幅にほんのりゆとりがあるだけで、「バイク感」が和らぎ、普段のコーディネートにも自然となじみます。
✔ポイント
- 肩幅に少し余裕があるタイプ
- アームホール(袖付け部分)がきつすぎないもの
- 着丈は短すぎず、腰にかかるくらいが◎
2. 装飾が控えめなデザイン
ジッパー(zipper|ジッパー)がたくさんついたダブルライダースや、ウエストベルト、エポレット(epaulet|肩章)など、装飾の多いデザインはどうしても「バイク仕様感」が出ます。

日常的に着こなすなら、装飾の少ないシンプルなデザインがおすすめです。特にシングルタイプのライダースは首まわりもすっきりしていて、インナーとの相性も良く、幅広いスタイルに合わせやすいです。
✔ポイント
- シングルライダース:前立てがまっすぐのシンプル構造
- 装飾ミニマル:ベルト・肩章・無駄なジップは省略
- マットな質感:ツヤが控えめだとより柔らかい印象に
3. レザーの質感が柔らかく、なじみやすいこと
レザー(leather|レザー)は見た目だけでなく、着たときの肌なじみも重要です。ハードな印象のライダースでも、しなやかで柔らかい革を使ったものなら、印象がぐっと親しみやすくなります。
特におすすめなのが、ラムレザー(羊革)やディアスキン(鹿革)。これらは軽くて柔らかく、着込むほどに体になじんでいく素材です。バイク用の重厚な牛革と違い、軽やかな着心地も魅力。
✔ポイント
- ラムレザー(Lamb leather):やわらかく上品なツヤ
- ディアスキン(Deerskin):しっとりとした質感と伸縮性
- 経年変化(エイジング)を楽しめる素材が◎
まとめ|“街でも似合うライダース”は選び方次第
ライダースは「バイクに乗る人の服」という固定観念を少し手放すだけで、ぐっと身近なおしゃれアイテムになります。重要なのは、「街で着るための条件を押さえること」。
今回のポイントをもう一度まとめると……
- シルエットは少しゆとりを持たせる
- 装飾はできるだけミニマルに
- レザーは柔らかく、着やすい素材を選ぶ
この3点を意識すれば、バイクに乗らなくても、むしろ乗らないからこそ似合う、そんなライダースに出会えるはずです。
当店「kawaremake(カワリメイク)」では、お手持ちのライダースをより着やすくリメイク・リサイズするご相談も承っております。ご自分にしっくりくる一着を、ぜひ一緒に育てていきましょう。
「バイクは乗らないけど、ライダースを着たい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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