「前はもっとラクに着られたのに…」
「なんとなく着心地が悪くて、最近あまり出番がない」
そんな風に感じる革ジャン、クローゼットに眠っていませんか?
革ジャンは、時間とともに馴染んでいく一方で、体型とのわずかなズレが出やすいアイテムでもあります。体にフィットしてこそ魅力を発揮する一着だからこそ、ちょっとした違和感が**「きつい」と感じる原因**になっていることも少なくありません。
今回は、革ジャンの「きつさ」を感じるポイントを整理しながら、それぞれに合ったリサイズ方法をご紹介します。
身幅がきつい|ファスナーが閉まらない・胸元がパツパツ
よくある症状:
- ファスナーが途中で止まる
- 胸やお腹まわりがピチピチ
- 背中が引っ張られて腕が動かしづらい
考えられる原因と対策:
体型の変化や、もともとのフィット感が合っていないことで、身幅が足りていない状態です。これには、**左右の脇から革を足す「身幅出し」**という方法が適しています。
- 脇の縫い目(サイドシーム)を利用して数cm広げる
- 必要に応じて同系色の革を継ぎ足す
- バランスを保ちつつ、自然なラインで調整
デザインを大きく変えず、着心地だけを整えることができます。

腕が上がらない|動かすと突っ張る・肩が引っ張られる
よくある症状:
- 腕を前に伸ばしづらい
- 自転車やバイクの姿勢が取りづらい
- 肩まわりが張って動きにくい
考えられる原因と対策:
この症状は、腕の可動域に対して脇下の余裕が足りていない場合に起こります。体型に対してアームホール(袖ぐり)の形が合っていないことで、動作時に突っ張りを感じやすくなります。
対策としては、脇下に「アクションプリーツ(ガゼット)」を追加する方法が有効です。
- 脇の下に小さなマチを追加し、可動域を拡張
- 革ジャンの見た目はそのままに、動きだけを快適に
- 前傾姿勢でも突っ張らないフィット感に
特に、バイク乗りやアクティブな動作をする方にとっては、体への負担が軽減される調整となります。

肩まわりがきつい・脇が食い込む|着ているだけで疲れる
よくある症状:
- 肩が詰まった感じがして窮屈
- 上半身をひねると革が突っ張る
- 脇の下が痛くなり、長時間の着用がつらい
考えられる原因と対策:
肩幅そのものではなく、ジャケット全体の設計がご自身の体型に合っていないことで、このような症状が出ることがあります。特に海外ブランドなどは、肩まわりや脇の形状が日本人の体型とズレるケースが少なくありません。
対策としては、以下のような調整を行います:
- 身幅と袖幅をそれぞれ適度に広げる
→ 肩・腕まわりの余裕を作り、圧迫感を軽減 - アームホールを最小限で拡張する
→ 脇下の食い込みを抑えつつ、見た目はほぼ変えずに
アームホールは、広げすぎると逆に動きづらくなるため、「どこを、どれだけ」変えるかが重要です。体型に合わせたミリ単位の調整で、自然な着心地へと近づけます。

「なんとなく合っていない」も、立派なご相談理由です
革ジャンは、少しの違和感でも着用頻度が下がってしまうもの。でも、「着られないわけじゃないし…」と我慢して着続けると、革や縫製にストレスがかかり、結果的に傷みが早くなってしまうことも。
「どこがきついのかわからない」という状態でも大丈夫です。実際の着用状態を確認しながら、体型に合わせたベストな方法をご提案します。
ご相談はお気軽にどうぞ
「昔はもっと楽に着られた気がする」
「気に入ってるけど、着るたびに違和感がある」
そんなお悩みは、ぜひ一度kawaremakeへご相談ください。
革ジャン専門の視点から、体型との相性を見直し、無理なく着られるようリサイズをご提案します。お見積もり・ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。