レザーライダースジャケットの正面写真。袖や身頃に経年変化によるシワが見られる。

【身幅詰めの注意点】レザージャケットを美しく仕立て直す3つのポイント

2025年9月6日
Category:リサイズ

1. 身幅を詰めると、二の腕周りも自然と細くなります

レザージャケットなどのアウターでは、身幅と袖のつけ根部分(アームホール)は繋がっているため、身幅を詰めるとそれに連動して二の腕周りもスッキリと細くなるのが一般的です。

そのため「全体的に少し細身に見せたい」というご要望には、身幅調整だけで自然なバランスを取ることが可能です。

ただし、「袖口にかけて先細りにしたい」「もっとシャープな印象にしたい」という場合には、袖全体を連動させて細く仕立て直すこともできます。
シルエットのご希望がある場合は、ぜひ遠慮なくお伝えください。


2. インナーとの相性も考慮してサイズ調整を

調整の際には、普段ジャケットの下に着用するインナーの厚みも重要なポイントになります。

たとえば冬場に厚手のセーターやニットを着る予定がある場合は、あえて少しゆとりを持たせて仕上げることもあります。
特に厚みのある牛革や、硬めのホースハイド素材のレザージャケットでは、生地自体にハリがあるため、思った以上に中の余裕が影響します。

採寸時には、インナーを着た状態でのバランスもぜひ考慮してください。
ご自身での採寸の方法については、こちらのページに詳しくご紹介しておりますので、ぜひご参考になさってください。


3. 革と裏地の余裕にも注目を

袖周りのフィット感に違和感を覚える場合、表の革と裏地のサイズに差があることも一因です。

特に裏地が余ってたるんでいると、着心地が悪く感じられたり、袖通しの際に引っかかるような感覚になることもあります。
現在お使いのレザージャケットで「なんとなく袖の中でモタつく」と感じることがあれば、裏地の調整によって快適さが大きく向上する場合があります。

お客様のお好みに合わせて、裏地のみを調整することも可能です。
小さなことのようですが、こうした見えない部分の調整が、結果として「ストレスフリーな着心地」につながります。


まとめ:自分に合ったバランスで、快適な一着に

身幅や袖の調整は、ただサイズを小さくするだけではありません。
お客様一人ひとりの着方や好み、インナーとの相性、素材の特徴を踏まえて、細やかに仕立て直すことが大切です。

少しの違和感があるだけでも、着るたびに気になってしまうもの。
その「ちょっとした不満」を解消するお手伝いができましたら、職人として何よりの喜びです。

ご相談・お見積もりは無料ですので、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。


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