革ジャン・レザージャケットの裏地|役割・素材・張り替えを職人が解説

2019.12.10

革ジャンやレザージャケットの内側で、静かに仕事をしているのが裏地です。普段は意識されないパーツですが、着心地と一着の寿命を支える名脇役であり、傷んだら張り替えられる消耗品でもあります。

この記事では、裏地の役割、張り替えに使う素材ごとの特徴と選び方を、職人の立場から解説します。

裏地はなぜ付いているのか

レザージャケットには、必ずと言っていいほど裏地が付いています。当たり前に付いているようで、役割は一つではありません。

  • 表地(革)の補強
  • すべりを良くして着脱しやすくする
  • 衣服のシルエットを綺麗に保つ
  • 表地の透け防止
  • 保温

革そのものの状態が良くても、裏地が傷んでいると着心地は大きく損なわれます。逆に言えば、裏地を新しくするだけで、一着の着心地は見違えます。

裏地は消耗品──傷んだら張り替えられます

裏地は、革本体より先に寿命が来るパーツです。袖口や裾の擦り切れ、背中の裂け、経年によるべたつきなどは、どれも裏地の交換で解決できます。

「革はまだしっかりしているのに、内側がボロボロ」という一着は、裏地の張り替えどきです。革側の傷みが気になる場合は革ジャン・レザーの劣化は直せる?症状別の見極めと再生の考え方も参考にしてください。

張り替えに使う素材

kawaremakeでは、主にキュプラとポリエステルの生地をご用意しています。無地のものに限っては、素材をお選びいただけます。

キュプラ(ベンベルグ)── なめらかで上品

綿花由来の繊維で、上質な裏地の定番です。

  • なめらかな肌触り
  • 肌への刺激が少ない
  • 通気性がよく湿気を溜めない
キュプラの裏地生地

ポリエステル ── 軽くて丈夫

日常づかいの一着に向いた、実用性の高い素材です。

  • 天然素材に比べて軽い
  • シワになりにくい
  • 耐久性が高い
ポリエステルの裏地生地

ハリスツイードなどの柄物も人気です

無地のほかに、柄物の生地もご用意しています。なかでもハリスツイードは人気があり、脱いだときや衿元からチラリと見える内側に、その一着だけの表情が生まれます。

生地の在庫は入れ替わりますので、ご希望のイメージがあればLINEでお聞かせください。合う生地をご提案します。

素材選びの考え方

人によって、裏地に求めるものは違います。私自身の考えでは、まず丈夫であること。その次に着心地と快適性。最後にビジュアルです。長く着る一着だからこそ、見えない部分の丈夫さから順に選ぶことをおすすめしています。

まとめ|裏地が新しくなると、一着はもう一度生き返る

裏地の傷みは、革ジャンの寿命ではありません。張り替えれば、着心地も内側の景色も新しくなります。

お手持ちの一着の裏地の状態が気になったら、写真を送っていただければ確認からはじめられます。LINEでお気軽にご相談ください。

LINEで相談
上部へスクロール
LINEで相談