シルエットを生かしてリサイズはできるの?
「身幅を詰めたいけどシルエットは変えたくない」
「袖幅を詰めたいけど、身幅を変えずにアームホールは小さくしたい」
といったご要望をいただくことがあります。
そういった疑問を解決していただく為に、説明していきたいと思います。
まず、身幅と袖幅はをそれぞれ個別にサイズダウンする場合、ジャケットのシルエットが若干変わります。
袖付けの関係上アームホールがそれぞれの間にある為、アーチを描くような曲線で詰める必要があります。
言葉ではイメージしづらいので、画像を交えて説明していきたい思います。
アームホールの太さは変えられない
そこが大きなポイントになります。
まず身幅のみお詰めする場合のシルエットのイメージはこのようになります。
![](https://kawaremake.com/wp-content/uploads/2020/08/78455e5981328ea40eb6cc125f379e7e.jpg)
ウエスト〜裾にかけては絞れますが、脇の下はそのまま残すようなシルエットになります。
こちらは袖幅を詰めた場合です。
![](https://kawaremake.com/wp-content/uploads/2021/05/030481b4-a0da-4429-bc4e-0b8d3d11c991-300x300.jpg)
若干えぐるようなシルエットになっていることがお分かりいただけたかのではないでしょうか。
元のデザインを生かして詰めたい場合
どうしてもアームホールも詰めたい場合やデザインを変えたくないという方は、身幅・袖幅両方ともお詰めすることをオススメいたします。
例:袖付けの関係上身幅を平置き3㎝詰めた場合、袖幅(二の腕辺り)も3㎝詰まります。
![](https://kawaremake.com/wp-content/uploads/2020/03/B131C470-E853-4502-BB81-C74ED28254D5_1_201_a-1.jpg)
![](https://kawaremake.com/wp-content/uploads/2020/06/62596F8A-3DC1-45CC-A193-EBD9AFAAC46A.jpeg)
最後に
「袖の二の腕のダブつきを取りたい」
「野暮ったいシルエットをスッキリさせたい」
「フィット感をよくしたい」
など、目的は様々かと思います。
分かりやすいように平置きにした状態で写真を撮らせていただいていますが、ジャケットは着る物なので、ご検討されている方は着用している状態を重視していただきご判断いただければと思います。
ご不明な点などは、お気軽にお問い合わせください。
※ 測り方の違いや作業上の問題で1㎝程度の誤差が出る場合があります。ミリ単位でのお直しは行っておりません。
身幅直し