レザージャケットの肩幅をメジャーで計測する様子

【徹底解説】革ジャンの肩幅詰めガイド|ジャストフィットで着心地アップ

2025年8月27日
Category:革ジャンリサイズ

はじめに

こんにちは。今回はレザージャケットのリサイズの中でもご相談の多い「肩幅詰め」についてご紹介します。
ジャケットの印象や着心地を大きく左右するのが、この肩幅部分のフィット感です。肩が合っていないと、シルエット全体が崩れたり、必要以上に肩が張って見えたりしてしまいます。逆に、適切な肩幅に調整することで、見た目がすっきりと整い、動きやすさも向上します。


作業前の状態と肩幅の重要性

レザージャケットは素材の特性上、体に沿うように着ることで美しいラインが出ます。しかし、肩幅が合わない場合は以下のような問題が起こります。

  • 肩が張って見え、威圧感が強くなる
  • 全体のバランスが崩れ、野暮ったく見える
  • 動きにくく、肩周りが突っ張る感覚がある

特に既製品では、袖丈や身幅は合っていても肩幅だけが広い、というケースが多く見られます。こういった場合、肩幅詰めは見た目と機能性を同時に改善できる調整方法です。


肩幅詰めの可否と限界幅

肩幅詰めはほとんどのレザージャケットで対応可能ですが、素材や構造によって詰められる幅に限界があります。

  • 一般的なレザージャケット:左右合わせて2〜3cm程度
  • ムートン素材:片側3〜4cm程度まで
  • テーラードジャケット型:片側1.5〜2cm程度

大幅な詰め(例:左右4cmずつ)の場合は、肩幅だけでなく身幅の調整も同時に行うことで可能になるケースがあります。逆に、ラグランスリーブのように袖と本体が一体構造のものは、肩幅詰め自体が難しい場合があります。


作業内容

肩幅詰めの基本的な流れは次の通りです。

  1. 事前確認・計測
    ご希望の寸法を伺い、ジャケットの肩幅、アームホールの状態を確認します。袖を外して詰められる最大幅を判断します。
  2. 分解作業
    アームホールの縫い目を丁寧にほどき、必要に応じて裏地も外します。ムートンはまずトリミング革を外す工程から入ります。
  3. 裁断
    詰めたい幅に合わせて革と裏地を裁断します。縫い代の印付けは精密さが重要です。
  4. 再縫製
    革の厚みを抑えながら本体と袖を再度縫い合わせます。ムートンの場合は巻きミシンを使用し、断面同士を糸で包むように縫い上げます。肩パッド入りのジャケットでは肩パッドも同寸法で調整します。
  5. 仕上げ
    シルエットを確認し、必要に応じてトリミング革を戻します。縫い跡が目立たないよう、処理にも注意します。

作業後の状態と見た目の変化

肩幅を詰めると、ジャケット全体がコンパクトに見え、着用者の体型にフィットした印象になります。

  • ステッチ跡:元々ステッチのないデザインなら跡は残りません。
  • 古い針穴:ある場合でも目立たないよう処理します。

注意点や関連調整

肩幅詰めによって、他の部分の寸法にも影響が出ることがあります。

  • 袖丈:肩位置が上がる分、袖丈が短く感じられることがあります。
  • 身幅・袖幅:肩幅詰めと同時に調整すると、全体のバランスがより自然になります。

事例紹介

あるお客様は左右4cmずつの肩幅詰めをご希望でした。肩幅単独では困難でしたが、身幅も同時に詰めることで、自然なラインに仕上げられました。このように、複合的な調整が有効な場合もあります。


まとめ

肩幅詰めは、ジャケットの印象を大きく変える効果的なリサイズ方法です。ただし、詰められる幅や方法はジャケットの構造や素材によって異なります。
「自分のジャケットが詰められるのか」「どの程度まで可能なのか」については、まず現物を拝見して判断します。
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