はじめに
こんにちは、kawaremake(カワリメイク)です。
今回はご相談の多い「Lewis Leathers(ルイスレザーズ)Cyclone(サイクロン)」の身幅出しリサイズの事例をご紹介します。
ルイスレザーズのジャケットは、イギリスを代表する老舗ブランドらしい細身でタイトなシルエットが特徴です。中でもサイクロンは直線的なフロントジップとミニマルなデザインが人気ですが、その分「身幅が狭く感じる」「前を閉めると胸まわりが突っ張る」というお悩みをいただくことが少なくありません。
今回のお客様も「気に入っているのに身幅が合わず、厚手のインナーを着るとさらに苦しい」とご相談くださいました。
作業前の状態
- モデル:Lewis Leathers Cyclone(ルイスレザーズ サイクロン)
- 革:カウハイド(牛革)ブラック
- サイズ感:肩幅・袖丈はジャスト、ただし身幅がタイト
- お悩み:前を閉めると胸やお腹まわりが圧迫され、動きにくい
サイクロンはシンプルな分、シルエットのバランスが命です。そのため「ただ大きくすれば良い」というわけではなく、自然に広げる工夫が求められます。
作業内容
身幅出しのアプローチ
レザージャケットの身幅出しにはサイドパネルを追加する方法になります。
出し幅
- 片側:1.5cm
- 両側合計:3cm
これにより、自然なシルエットを保ちつつ窮屈さを解消しました。
使用する革
オリジナルのカウハイドと質感・色味の近い黒革を選び、違和感のない仕上がりを目指しました。追加革は目立ちにくい位置(脇下)に配置するため、外観を大きく損なうことはありません。
作業後の状態


- 前を閉じても胸やお腹まわりの圧迫感がなくなった
- 厚手のニットやスウェットを合わせても余裕がある
- 見た目はオリジナルのまま、自然な仕上がり
お客様からは「窮屈さを感じなくなり、これからも長く着ていける」と喜びのお声をいただきました。
注意点や事例紹介
身幅出しの注意点
- 出せる幅には限度がある
→ 大きくても片側2cm前後までが自然です。 - 追加革の質感や色味
→ オリジナルと100%同じにはならないため、できる限り近い革を選びます。 - デザインへの影響
→ サイドパネルを追加した場合でも、外観はほぼ変わりませんが「完全にオリジナルと同じ」ではない点をご理解いただく必要があります。
類似のご相談例
- 同じルイスレザーズの「ライトニング」で身幅を2.5cm広げ、冬場も着やすくした事例
- フライトジャケット(A-2)の胴回りを出してツーリング用に調整した事例
いずれも「せっかくの一着を手放さずに着続けられるようになった」と好評です。
まとめ
Lewis Leathers Cyclone(ルイスレザーズ サイクロン)は、シンプルでタイトなシルエットが魅力ですが、体型や着こなしの変化により「身幅がきつい」と感じることがあります。
今回のように身幅出しを行えば、快適な着心地を保ちながら長く愛用することが可能です。
「気に入っているのにサイズが合わない」「前を閉めると苦しい」などのお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。