はじめに|「肩が合わない」お悩みに寄り添って
レザージャケットを羽織ったとき、「肩のラインが外に出てしまって不格好に見える…」そんなお悩みを抱えてご相談いただくケースが多くあります。特にヴィンテージや海外ブランドのレザージャケットは、全体的に大きめのシルエットが多く、日本人の体型には合いにくいことも。
今回は「肩幅が広すぎて着こなせない」というお客様のご相談をもとに、肩幅詰めのリサイズ事例をご紹介します。リサイズの工夫や注意点も含めて、参考になれば幸いです。
Before|ジャケットのサイズ感とお悩み
- アイテム:テーラードジャケット
- 修理内容:肩幅2cmずつ詰め


テーラードジャケットで、肩パットが入っており、より肩幅に厚みのあるタイプになります。
作業内容|肩幅を自然に詰めるための工程
肩幅詰めとは?
肩幅詰めは、ジャケットの肩線(ショルダーライン)を内側に移動させる加工です。ただしレザーの場合、単純に縫い目を詰めるだけでは自然な仕上がりにならず、肩の形状や袖の付き方まで調整が必要です。
今回は約2cmの肩幅詰めを行いました。
作業のポイント
中の構造は、それぞれ異なるため、まずは肩側から解き、状態・構造を確認します。
- ショルダーパッドの調整
元々入っていたshoulder pad(ショルダーパッド)も小さく加工。肩の丸みがより自然になるよう微調整しています。 - 革の再縫製と目立たない仕上げ
革は一度縫うと針穴が残るため、縫い直しのラインは最小限に。元のステッチに近い色味とピッチで、違和感のない仕上がりに工夫しました。



After|フィット感と印象の変化

📸After|肩のラインがジャストに
肩線がぴったり合い、シルエットにシャープさが出ました
肩幅が詰まることで、全体の印象が一気に洗練されました。大柄に見えていたシルエットが引き締まり、ジャケット本来の男らしいシャープな雰囲気が際立っています。
注意点と類似事例のご紹介
肩幅詰めの注意点
肩幅詰めは、ジャケットの構造上かなり繊細な作業になります。
- 袖丈とのバランスが崩れない範囲で、調整が必要
- 革の状態によっては跡が残る場合もあり
- 大幅な詰めはできないこともある(目安:〜4cm程度)
また、肩幅だけでなく「着丈」「袖丈」とのバランスも大切です。全体のシルエットを見ながら、最適な仕上がりをご提案しています。
類似事例
- ヴィンテージのA-2ジャケットの肩幅詰め(約2cm)
- 海外製カフェレーサージャケットの肩幅+身幅詰め
- 90sシングルライダースの肩幅+袖丈調整
それぞれ革質や縫製仕様が異なるため、ジャケットごとに対応方法を変えています。
まとめ|「着こなせない」から「着たくなる」へ
肩幅が合っていないだけで、どんなに高価なレザージャケットでも印象が崩れてしまうもの。逆に、肩幅を少し整えるだけで「自分に似合う一着」に生まれ変わることもあります。
kawaremakeでは、革の特性を活かした自然な仕上がりを心がけています。まずはお気に入りのジャケットを見せていただき、ご希望のシルエットに近づける方法をご提案いたします。
📩**「肩が合っていないかも…」と感じたら、お気軽にご相談ください。**
お写真の送付だけでも概算のご案内が可能です。