作業内容
・総ファスナー交換(フロント・ハンド・袖・脇)
・左のみ袖丈−2センチ(ファスナー長さ変更なし)
・裾先の裏地たるみ解消
・作業前について
全体的なファスナーの交換、袖丈詰め、裏地の裾先のたるみについてご依頼を頂きました。
フロントファスナーなどの付け方についても細かなご要望を頂きましたので、出来る限りご要望に添えるように作業いたしました。
全体画像
袖
着丈の裾先たるみ
作業中について
ファスナーはお客様が手配して頂き、お品物と一緒にお送り頂きました。
普段は全て外してから作業いたしますが、今回は付け箇所が多いこと・ここにこのファスナーを付けて欲しいといった詳細なご要望を頂きました。そのため確実に付けていくように、いつもとは違い一つ一つ外して一つ一つ取り付けていく作業をいたしました。
着丈の裾先は短くカットしすぎてしまいますと、逆に革がつられてしまいますので短くなりすぎないよう長さをマーキングしてからカットしました。
袖のファスナーを外した状態です
ファスナー間の革もそのまま使用して交換します。
着丈の裾先をカットした状態です
作業後について
ヴィンテージ品ですので出来る限り元のイメージを変えないよう作業いたしました。
画像でご確認くださいませ。
全体画像
フロントファスナーは、ムシにかかる革が伸びてしまっていました。
そのため、一部折り込みを深くして極力ステッチを生かして再現しました。
袖ファスナー
ファスナー間の革もそのまま活用して作業しました。
また、左のみ袖丈を2センチ短くしています。
着丈の裾先
裏地が表革からはみ出ないように短くカットして修正しました。
画像はありませんが脇下とハンドポケットのファスナーも交換しています。
なお、ポケットの袋地はそのまま現行のものを再度取り付けました。
レザージャケット(革ジャン)のファスナー交換でお悩みの際はお気軽にご相談ください