合皮(合成皮革)とは
合皮とは合成皮革のことで、ポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂などが使われていて、ビニールやプラスチック素材と似ています。
「PUレザー」「フェイクレザー」と呼ばれるものも、合皮の一種になります。
水を弾く為、汚れが付きにくいのが特徴です。
天然皮革(本革)は経年変化により風合いが増してくるのに対し、合皮(合成皮革)はものによっては加水分解し表面剥離する場合があります。
合皮のボロボロの原因は、空気中の水分と合皮が結合して、日常的に触れたり、曲げ伸ばしたりなど、使用しているうちに負荷がかかりかかり傷んできます。これは正直防ぎようがありません。
合皮かどうかの判断方法
合成皮革は使用を続けていると表面が劣化しボロボロになってきますが、とても精密に本革と似せて作られている為、新品の状態では正直見分けがつきません。
断面や裏側を見て本革と比較してみるのが、的確な判断方法となります。
「合皮の革ジャン」修理の可否について
表面剥離したものを綺麗に修復することはできませんが、裏地やファスナーの交換やリサイズでしたら修理をお受けできます。
お取り扱いが困難と判断した場合は、やむを得ずお断りすることもございますが、まずは一度ご相談いただければと思います。
また、部分的に合皮のパーツを本革に張り替えたり、合皮の上から本革を張り付けて縫い合わせたりなどの修理は実績がございます。劣化が進んでいる箇所を部分的に交換や補強をすることによって格段に寿命を伸ばすことができますので、「無理かな?」と諦める前に一度ご相談いただければ思います。