
フライトジャケット(A-2やG-1など)に多く見られるリブニット(rib knit|リブ編みの袖口・裾)は、レザージャケットにとって欠かせないパーツですが、着用を重ねるうちにどうしても劣化してしまいます。
リブが伸びたり破れたりしてくると、せっかくのジャケットの着心地やシルエットが崩れてしまうもの。今回は、そんなリブ交換について「交換のタイミング」「リブの選び方」「注意点」など、知っておきたいポイントをまとめた保存版ガイドをお届けします。
ご相談の背景|リブニットは“消耗品”です
リブニットは、伸縮性を持たせるために内部にゴム素材が使われているのが一般的。そのため、年数の経過とともにゴムが劣化し、伸びてしまったり、締め付けが効かなくなったりしてきます。
見た目だけでなく、袖や裾から風が入りやすくなったり、シルエットがだらしなく見えてしまうことも。**「そろそろリブがへたってきたな」**と感じたら、それが交換のサインです。
ダメージの状態|こんな症状があれば交換を検討


リブニットに以下のような症状が見られる場合、交換をご検討ください。
- 手首や腰まわりの締め付けが弱くなった
- リブに穴や破れができている
- リブが硬化してゴワゴワしている
- リブの色が極端に変色している
リブの状態が悪くても、革本体がまだしっかりしていれば十分リペア可能です。実際に、リブを新しくするだけで着心地も見た目も大きく改善されるケースが多くあります。
修理内容と理由|リブの選定と交換の流れ
リブニットの入手方法
リブ交換では、まず「どんなリブを使うか」が重要になります。
- ご自身でパーツを用意する場合
お好みの色味・厚み・目の詰まり具合を選んで購入し、ジャケットと一緒にお送りいただけます。特にこだわりがある方にはこちらの方法をおすすめします。 - こちらでお任せいただく場合
近いものをご提案して交換対応します。ただし、目の粗さや微妙な色味がご希望と異なる可能性があるため、事前にお好みのイメージを共有していただけると安心です。
おすすめの購入先
ミリタリー系のレザージャケットに合うリブニットは、以下のような専門店での購入がおすすめです。
- MASH(マッシュ)
ミリタリーウェアやフライトジャケットの補修パーツを多数扱う専門店で、オンラインストアでは各種リブニットも取り扱っています。
お好みに近い色や編み目のものをお探しの方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
👉 MASHオンラインストア(リブニットカテゴリ)はこちら
完成後の状態|締め付け感とフィット感の調整が肝心

交換後のリブは、新品のためややタイトに感じられることがあります。特に裾リブは、伸びきった状態に慣れていると、交換直後の締め付けに驚くかもしれません。
ただし、着用していくうちに少しずつ体に馴染んで伸びてくるため、フィッティングはあえて少しタイトめに設定する場合もあります。
締め付け感の指定も可能です
- 「タイトめ」「ルーズめ」といったお好みのフィット感がある場合は、事前にお伝えいただければ調整可能です。
- 特にご指定がなければ、バランスを見ながら自然な仕上がりに調整させていただきます。
お手入れアドバイス|リブを長持ちさせるコツ
せっかく交換したリブを長く使うために、以下のポイントも意識してみてください。
- 濡れたまま放置しない
ゴム素材が劣化する原因になります。 - 引っかかりやすい場所に注意
ベルクロなどにひっかけないよう、脱ぎ着の際はご注意ください。 - 革部分と一緒に定期点検を
リブが緩んできたタイミングで早めに再交換するのも、長く着るためのコツです。
まずはご相談ください
リブの交換は、見た目だけでなくジャケットの快適さを取り戻す大事なメンテナンスです。
「交換できるか不安…」「どんなリブが合うかわからない」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
LINEまたはお問い合わせページにて、ジャケットの写真を添えてご連絡いただけるとよりスムーズです。
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