革ジャンのひび割れについて

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原因

革というのは油分を含んでいます。その油分が抜けた状態が長く続くとがひび割れに直結してきます。
革は大きく、以下の2種類に分類されます。(塩皮と乾皮)
少し専門的な話しになってきます。

ちなみに「皮」と「革」の違いは、鞣してあるか否かになります。
皮は動物の「皮」なので、そのままにしておくと当然腐ってきます。製品にする前の段階で、皮を鞣して腐らないようにしたものが「革」と呼ばれるものになります。

 

塩皮(えんぴ)

油を含んだ革になります。
鞣しの段階で革本来の油を残したものが「塩皮」です。

塩皮は、革の個性が出やすいいわゆる「味が出やすい」革になります。経年変化が楽しめるものとしては、一般的に塩革が定着しているようです。

オイルレザーなど

 

乾皮(かんぴ)

塩皮とは逆に、皮の油を抜いたものが「乾皮」です。
婦人用バッグなど軽さを出したい場合や、近年のブランド品のように、個体差が出にくいようにしたい場合は乾皮が使われることが多いようです。

油を抜いてある(100%ではない)ので、ひび割れがしやすい革になります。

 

対処法

ひび割れが起こる前に防止することが一番ではありますが、ひび割れの症状が出てきた場合は適切なお手入れをしてあげる必要があります。

塩皮か乾皮の判断は難しくはっきりとしたボーダーラインがあるわけではないので、ご自身での判断になりますが、吟面(銀面)が少しカサついている状態の革はひび割れがしやすいです。

乾燥してきたと感じたら、革に栄養を補給してあげましょう。

革が乾燥してひび割れが進行してしまい、最終的に吟面が剥がれてしまうと手遅れになってしまいます。
適切なお手入れを心がけてください。

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